あいこのまーちゃん【全1巻】性教育と真面目に向き合った問題作！

作品名：あいこのまーちゃん
著作者：やまもとありさ
出版社：笠倉出版社

連載開始2日前にして「不健全図書」への該当を懸念し、連載中止の憂き目に遭ったことでも話題となった一冊。
そうした表現をすると何ともいかがわしい漫画を想像しますが、実際に読んでみると思春期の戸惑いや嫌悪感をよく表現し、性教育と真面目に向き合った作品だと思います。

ちょっとぼんやりした中学一年生の椋野あいこ。
彼女にはちょっとした悩みがありました。クラスメイトの女の子たちは既に生理が始まっているのに、あいこはまだなのです。生理の話題で盛り上がるクラスメイトたちを見て、自分の成長が遅れているのではないかと心配になるあいこ。

その夜、初めての生理がやってくると同時に、なんと自分の女性器が血を吐きながらしゃべりだしました！自らのことを「まーちゃん」と称し、まだまだ子供なあいこを立派な大人にするために色んなことを教えると言うのです。

股間にいる割に、とにかくよくしゃべるまーちゃん。初めての生理とナプキンや、気になるみんなの陰毛、そして初めての彼氏など、思春期の様々な心と体の変化にまーちゃんと一緒に対応していきます。

かわいく描かれているまーちゃんですが、どうしても嫌悪感を抱く人もいる様子。賛否両論を巻き起こした作品、是非読んでみて、自分はどう思うか？判断してみてください。

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