罪と罰【全4巻】有名な小説のリメイク作品！！

タイトル名：罪と罰（全4巻）
作者名：漫Ｆ画太郎
出版社：新潮社

ロシアの文豪・ドストエフスキーによる世界的に有名な小説「罪と罰」をまさかの漫Ｆ画太郎先生がリメイクします。作者名に☆ではなくＦを入れているのはおそらく原作者のドストエフスキーさんのエフとかけているものだと思われます。支離滅裂なギャグ漫画で有名な画太郎先生のリメイクは当然、原作通りの展開ではありません。

しかし、物語の本質は意外にも共通している部分もあります。話はエビゾーという男とマヨという女の話がクロスして展開され、謎めいた表現もあり先が気になるストーリー展開もしばしばあります。

ある意味で原作よりも地獄絵図のようなこの作品はやはり画太郎先生の非常に高い描写力のなせる業だと感じます。
画太郎先生お得意のババアも多く登場し、後半はほとんどみんな全裸です。更に、これも画太郎先生お得意のコピー機を用いた天丼芸（同じシーンを何度も繰り返す）や階段落下からの通りがかりのバス轢かれ芸なども披露され、画太郎先生の集大成とも感じる作品です。

1〜3巻の表紙はそれぞれ別の売れっ子漫画家さんに書いてもらっているため、読んでビックリする人も多いでしょう。表紙詐欺とも思えるくらいのギャップです。各巻末ではそれぞれの話の解説が入り読みごたえも十分な内容となっています。

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