ミュージアム【全３巻】サスペンスホラー漫画！

作品名：ミュージアム（全３巻）
作者名：巴亮介
出版社：講談社

主人公の刑事・沢村は、ある奇怪な事件に遭遇します。凶器は獰猛な犬３匹、生きたまま食われてしまうという、新人刑事も思わず吐き出してしまう凄惨な事故現場です。
１匹の犬が吐き出した紙には「ドッグフードの刑」と書かれており、これは「私刑」と言われる私的な制裁であると沢村は推測します。

 

私刑はその後も「母の痛みを知りましょうの刑」、「針千本のーますの刑」等、形を変えて続きます。やがてこの事件の被害者たちは、ある関連があるとされ、次の被害者候補のリスト内に沢村の別居中の妻もいました。

そして、沢村の妻が行方不明となり、事件の主犯がカエル型のフードを被った人物ということが判明します。カエル男と対峙する沢村は果たしてどんな行動を取るのでしょうか？そして犯人の目的とは一体何なのでしょうか？

サスペンスホラーと言われる作品で、その内容は最後まで後味の悪いものとなっています。カエル男の不気味さは作品内で際立っており、サスペンス作品としてはかなり評価に値するものだと思います。

全３巻なので謎も引っ張りすぎることなく、一気に読み終えることができます。後味は悪い作品なのですが、すっきり読むことが出来ます。

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