謎の彼女X【全12巻】よだれから始まる甘い恋愛ストーリー
さくひんめい:謎の彼女X
著作者:植芝理一
出版社:講談社
高校2年生の主人公・椿明のクラスに、ヘンな転校生・卜部美琴がやってきます。最初は特にタイプだとも思っていなかった明ですが、放課後に机で眠りこけている美琴が垂らしたよだれを無意識に舐めてしまいます。それから美琴のことが気になって仕方がないばかりか、ついに高熱を出してしまう始末。
何日も寝込む明のもとに、美琴が訪ねてきてこう告げます。
高熱の原因は、よだれを舐めたことによる「恋の病」だと。それから毎日一緒に下校するようになった二人。やがて恋人同士となるものの、キスなんてダメ、それ以上なんてもっとダメ、と美琴は頑なな態度。恋人らしい(?)ことと言えば、明によだれを舐めさせる毎日の「日課」だけ……。
二人はよだれによる「絆」で結ばれているのです。なんと美琴にはよだれを舐めたり舐めさせたりすることで、「絆」を持つ相手と感情をやりとりする能力があります。明の親友・上野公平と付き合う丘歩子も、よだれによって美琴と通じ合う数少ない一人。
公平・歩子カップルとの対比も交えながら、明と美琴の不思議な青春は続きます。
アニメ化もされた作品。多少のハプニングはあるものの、基本的には椿くんと卜部さんの甘い日常が淡々と描かれます。ジェットコースターみたいな恋愛漫画を読みたい人には物足りないかも知れませんが、他人のノロケを聞いて幸せになりたい時なんかに読むと穏やかな気分になれます。
少しずつ明らかになる卜部さんの様々な一面に、終始胸キュン。
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