黒子のバスケ【全30巻】少しフィクションなバスケ漫画

作品名：黒子のバスケ
著作者：藤巻忠俊
出版社：集英社

全中三連覇を誇るバスケットボールの超強豪校・帝光中学校。「その輝かしい歴史の中でも特に『最強』と呼ばれ無敗を誇った、十年に一人の天才が五人同時にいた世代は『 キセキの世代』」と呼ばれていた。
その「キセキの世代」には奇妙な噂がありました。天才五人が一目置いていた選手、幻の六人目（シックスマン）がいたというのです。

わずか創設二年目の誠凛高校バスケットボール部に入部してきたのは、その幻の六人目・黒子テツヤ。黒子は自らを「ボクは影だ」というほど存在感が薄く、バスケのすべての能力が平均以下。
ですが、手品に使われる意識をそらすテクニック「ミスディレクション」と存在感のなさを利用して、自在にパスを通すことができます。

黒子は、同じ一年生のアメリカ仕込みのバスケをする火神大我を主役（光）と認め、自らを脇役（影）として、共に日本一を目指します。それは同時に「キセキの世代」の天才五人すべてを打倒するという壮大な物語の幕開けでもありました。

主人公の影が薄いという部分はかなり風変わりですが、物語の根底に流れているのは、古き良きスポ根です。

黄瀬涼太、緑間真太郎、青峰大輝、紫原敦、赤司征十郎といった「キセキの世代」――他にも、火神大我の兄貴のような存在である氷室辰也や無冠の五将や各校のキャプテンなど、魅力的で個性的なキャラクターが多数登場します。生き生きとしたキャラクターの織りなす試合は熱く、とても盛り上がります。

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