のだめカンタービレ【全25巻】おもしろい音楽漫画の新定番！

作品名：のだめカンタービレ
著作者：二ノ宮知子
出版社：講談社

留学を希望しながらも、極度の飛行機恐怖症のため日本の大学でくすぶっていた指揮者志望の千秋真一。
そんな彼の前に、現れたのがピアノ科の野田恵、通称のだめ。彼女の奇行に最初は戸惑う千秋ですが、彼女の独創的なピアノを聞いて、のだめ自身に興味を持ち始めます。

しかしのだめと関わりあうと毎日がトラブルでいっぱいです。
バイオリニストの峰龍太郎やパーカッション奏者の奥山真澄も登場し、千秋の日常をかき回していきます。

しかし問題ばかりの音楽家の卵と付き合ううちに、千秋は彼らにもいいところがあるのだと気づいていきます。傲慢なだけだった千秋は謙虚になることを覚え、少しずつ成長していきます。

そしてのだめも、千秋に刺激を受け、楽しむだけだったピアノに真面目に向きあおうとし始めます。二人は海を飛び越えパリへ。二人の音楽はどこまで届くのでしょうか。

最初はのだめの奇行やキレキレのギャグに目が行きますが、音楽漫画としてはとてもシリアスな物語です。
何のために努力するのか、努力の果てに与えられるのは何なのか。のだめは迷い、その度に千秋は支えようとします。

作中にふんだんに散りばめられたクラシック知識もとても面白いです。
読めばクラシックが聞いてみたくなること間違いなしです。

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