ぬらりひょんの孫【全25巻】妖怪と人間のクォーターの物語

作品名：ぬらりひょんの孫
著作者：椎橋寛
出版社：集英社

人々から恐れられる極道一家「奴良組」の跡取りとして生まれた「奴良リクオ」は一見ただの少年ですが、実は妖怪・ぬらりひょんの孫にして、妖怪と人間とのクォーターでした。

「奴良組」も極道ではなく妖怪の一家なのです。
幼いころから妖怪とともに暮らし、妖怪はカッコいい存在だと思っていたリクオでしたが、実際は人間から恐れられたり、バカにされたりしていることを知ってしまいます。

そうして、自分に1/4も入っている妖怪の血を忌み嫌い、人間から嫌われないように生活し始めたのです。ところがある日、友達が妖怪に襲われる事件が起きます。リクオは自分の中の妖怪の血を覚醒させ、友達を救出します。

この一件から、自分が全ての妖怪を束ねる存在になればもう人間が襲われなくて済むと思い、妖怪の世界に本的に足を踏み入れて行きます。
しかし、妖怪の血が1/4しかないリクオは、一日の1/4しか妖怪の姿になれず……。

まず「ぬらりひょんの孫」というタイトルのインパクトが凄いです。孫って、気になりますよね。そして、たくさんでてくる妖怪たち。確かに見た目が怖いキャラクターも多いですが、可愛く思えたり、カッコいいキャラクターもいて色とりどりです。
妖怪と人間とふたつの生活の間で悩むリクオの姿にも注目です。

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