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喧嘩商売【全24巻】最強の格闘技とは?本格的な格闘漫画!

      2016/02/06

喧嘩商売24

作品名:喧嘩商売
著者名:木多康昭
出版社:講談社

「最強の格闘技とは何か?」というテーマの元、特定の格闘スタイルを持たない高校生の主人公「佐藤十兵衛」が空手家、柔道家、プロレスラー、喧嘩屋等と熱いバトルと舌戦を繰り広げる本格格闘漫画です。

とある目的で宇都宮の高校に転校してきた十兵衛は、その目的の達成とその後の挫折を経て本格的に「喧嘩」の世界へと浸かっていきます。
十兵衛は富田流という古武術家の「入江文学」に弟子入りをします。喧嘩の仕方を学び、鍛錬をし、実践の中、持ち前の頭の良さで改良をしていき、プロの格闘家達を翻弄していきます。

そして「工藤優作」との再戦を果たすために異種格闘トーナメントへ出場を決意します。しかしすでに出場者は決定している中、十兵衛が参加するために取る行動は続編の「喧嘩稼業」へと続いていきます。

話の合間に突如ギャグ回が挟まれるのは、作者が元々ギャグ漫画出身の為、本人のモチベーションを保つために書かれたものだと思われます。その内容があからさまに特定の著名人をネタにするものが多く、そういった面でも問題作と呼ばれがちな作品です。

格闘描写に関しては素晴らしく、他の格闘漫画には無い舌戦も見事です。何でもありのいわゆる「喧嘩」のシチュエーションが多く、特に主人公の十兵衛はそれに乗っ取り、勝つための策を張り巡らせ「卑怯」と呼ばれそうなことも平然とやってのけます。
だからこそ高校生がプロの格闘家たちと渡り合っていける、という表現力が一番のこの作品の魅力と言えます。

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