恋の門【全6巻】漫画芸術家とオタクの恋愛ジェットコースター
作品名:恋の門
著作者:羽生生純
出版社:エンターブレイン
蒼木門は、自称漫画芸術家。「石で漫画を描く」ことに固執していますが、難解すぎて全く作品は売れません。
とうとう金に困りアルバイトを始めた門。歓迎会で酔い潰れた挙句、社員の証恋乃と一夜を共にしてしまいます。
翌朝、門が目覚めると何故かコスプレ姿に、、、
実は恋乃はアニメ、ゲーム、コスプレ、そして同人誌に情熱を燃やすオタクだったのです。意外とイケメンだった門のコスプレ姿がすっかり気に入り、今後も自作の衣裳を着せたいと考える恋乃。
一方、実は童貞だった門は折角の「初めての相手」を手放したくありません。
二人はお互いに下心と計算ずくで付き合い、同棲を始めます。しかし門は恋乃のオタク趣味が、恋乃は門の漫画芸術が理解できません。
相手を受け入れようと試みたり失敗したり、時には浮気したりされたり、二人は激しくぶつかり合いながら離れられない恋人同士となっていきます。物語終盤、三角関係からだんだんとバトルの様相を呈してくる恋愛は、漫画を巡る創作バトルへと発展。
自分のこだわりを守るか?妥協して相手に譲るのか?怒涛の恋愛ジェットコースター。
松田龍平主演で映画化もされました。「電車男」以降の現在でこそ、ある程度の市民権を得ているオタク文化ですが、この作品では90年代の最も濃く発酵しきったオタク文化の片鱗を見ることができます。決して美しい物語ではなく、恋愛の生々しさが深い共感を呼ぶ作品です。
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