最上の命医【全11巻】小児科医を取り上げた人間ドラマ
作品名:最上の命医
作画:橋口たかし
原作:入江謙三
出版社:小学館
0歳の時に心臓の手術を受けた「西條命」。
命は物心ついてからそのことを知った時、自分を救ってくれた外科医・神道に憧れ自分も小児外科医になることを決意します。小児外科は目の前にある命だけではなく、その子どもの未来で生まれるであろう新しい命まで守ることができるのです。
幼くして医療への興味を持った命は、大人顔負けの医療知識を身につけて行きます。それから十数年後……。
命はアメリカで最先端の小児医療を学び、最優秀若手医師賞まで受賞して日本に凱旋します。どんな大病院を選ぶのかと注目されていましたが、命が選んだのは「救急車が渋滞する」「若手の医師が修行する」というような曰くつきの平聖中央病院。
しかもその病院は、過去に起きた事件から小児外科を廃止していたのです。
そんな中、命はイチから小児外科を作ると言いだし……。
現代の小児医療の問題を取り上げた意欲作です。
真っ直ぐで強い信念を持った命を中心に、閉鎖的だった病院や、自信を無くしていた医師たちがやる気を取り戻していきます。
命は決して相手に圧力をかけたりせず、仲間にしてしまうところがすごいなあと思います。
自分一人のことを考えているのではなく、患者、仲間、全ての人たちのことを考えています。こんなお医者さんがいたら、病院も少しは好きになれるかもしれません。
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橋口 たかし,入江 謙三 小学館 2008-04-18
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