グラゼニ【全17巻】プロ野球、お金のリアル!
作品名:グラゼニ
原作:森高夕次
作画:アダチケイジ
出版社:講談社
プロ野球の中継ぎ投手・凡田夏之介は、プロ入り8年目。「高卒8年目で年収1800万円の中継ぎ投手は、決して〝一流投手〟とは呼ばれない。」と彼は言います。
ケガをしたらおしまい、プロ野球の契約金は一般社会の〝退職金〟という性格もある――そんな厳しいセリフをプロに入った時スカウトの人から忠告されました。
プロ野球選手は現役のうちに稼がなければならないし、三十歳を越えたらあと何年できるかわかりません。引退してコーチや解説者になれる人はほんのひと握り。
「引退の翌年――年収百万円台になった人を僕は何人も知っている!」――凡田は心の中でそう叫びながら投球します。プロ野球選手の絶頂期と言われる二十六歳で年俸千八百万はダメだと自分を鼓舞しながら。
「グラウンドには銭が埋まっている」というよく使われるフレーズを、頭の中では〝グラゼニ〟と彼は呼んでいます。
ジャンルは野球漫画ですが、タイトルのとおり年俸や収入の話などが毎回のように登場します。爽やかな青春を描く甲子園を舞台にした野球漫画とは一線を画す物語です。
では、感動は少ないかといいますと、まったくの逆です。自分には野球しかないと決めている凡田の戦いは、ある意味、壮絶です。解説者になった先輩や、チームメイトや、同県人の後輩らと踏ん張る姿は素晴らしいと思います。
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